経済成長がもたらすもの その2

  06, 2013 09:47
前回、行きすぎた経済成長路線によって、中国などの人件費の安い国に生産拠点が移り、深刻な環境破壊を起こしている一面があるのでは、と書きましたが、その続きです。

今や、私たちの身の回りは、Made in China で溢れかえっています。
日本製の製品よりも安い中国製に、私たち消費者も飛びついてしまいます。

私だって、お財布の中に諭吉さんがたくさんいれば、日本製を買いたいと思いますが、余裕がないので値段で選んでしまいます。

でも、せっかく優れた技術がある日本の製品が売れず、安い海外の製品に圧倒されて市場から消えてしまったり、大企業が倒産したり、せっかく環境に配慮した製品づくりができるのに、企業は人を雇う事を躊躇し、その結果、非正規雇用者が増え、失業者も増え、賃金は下がる一方です。

企業も人も技術も、どんどん海外に流出しています。

利益を追求するのが企業体の本質なので、効率性やコストパフォーマンスを考えれば仕方のない選択かもしれません。

でも、何かおかしいと思うのです。

これは経済とかよくわからない私がふと思いついただけのことですが、
商品を選択する時の一番の基準が価格になってしまったのなら、国がもっと企業を援助したらどうなのか、と。
(不正の温床になってしまっては元も子もないので、そこは優秀な“政治家”の先生方や“官僚”の方々の知恵の絞りどころですが)

そうして、海外の製品と同じくらいの価格で提供できるようになれば、多くの人は、日本の製品を買うのではないでしょうか。

と同時に、泥沼の様相を呈している価格競争にも、どこかで歯止めをかける方策が必要ではないでしょうか。
インフレになって、物価が上がると読んでいるようですが、なかなか今の状況では、簡単に価格を上げられるものではありません。価格を上げたら即、売り上げに響きます。
結果、多くの企業は率先して?人件費を削減してきました。

小泉某氏の大胆すぎる規制緩和によって、正社員は減り、非正規雇用や派遣社員が増えました。
小泉某氏のご子息は、『黒い』ネコでもねずみを捕るネコはいいネコだ、という、どなたかの持論を「いいんじゃないですか」と肯定し、『黒くてもいい』、『いや、黒い方が儲かるんだ!』、とまで言ったかどうかは知りませんが(爆)、『黒い』ことを何毛何気に認めるようなコメントをされていました。


そんな中、失業者は年々増え続け、生活保護費も膨大な額になっています。
生活保護受給者の医療費などは免除されますので、それもすべて税金で賄われます。
(なので自民党は生活保護費をカットすると言っていますが、根本的な解決にはなりません)

私は生活保護を受けることが悪いと言うつもりはありません。
そうではなく、企業がもっと安く製品を販売できるように、あるいは、海外の製品との競争に負けないように支援する事に、その分の税金を使ったらいいのではと思っただけです。

技術もあり、優秀な労働力もあるのに、それらが活用されていない。
企業は利益を出さなければ存続できない為、安い労働力や原料を求めて海外に拠点をおく。
日本には働く場所がなくなり、失業者が増え、社会保障費はいずれ賄いきれなくなる。

この連鎖を断ち切らなければ、総理大臣(と呼ばれている?)方の十八番の『経済再生』は相当難しいのではないかと思います。

「雇用や従業員への給料をを増やせば法人を税減する」とかそんな小手先の事で、雇用が増えたり給料が増えるとは思えません。

今の時代、企業にとって最大のリスクは『人を雇う事』になってしまっているのすから。


与党税制改正大綱に盛り込まれた、自動車取得税や住宅ローン減税も、要するに車や家を買える人限定の政策ですよね。

それでもって、よくわからないけど、

株価が上がりました!
円高になりました!
(一部の集団的既得権益?)企業は業績がこ~んなに伸びました!
国民のみなさん、日本の景気が アベノ“リスク”(植草さんが書いていました)によって見事回復しました!

などと、おめでたい事を言うつもりなのでしょうか。
そしてお約束どおり?消費税増税へと一直線にすすむわけですね。

いずれにしても、原発などという、馬鹿みたいにコストの高いエネルギーを使って、またどこかで事故を起こして住民退避なんて事をしていたら、『経済再生』なんてほど遠いのではないでしょうか。

そんなことをしているうちに、日本自体が『再生不能』に陥ったら、どうやって経済再生するのでしょうかね。

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