ネットの匿名性を批判するマスコミ

  21, 2013 10:41
ネットの匿名性について、今朝のモーニングバードで、聞き捨てならない事を言っていたのでちょっと書きます。

ネットでの選挙活動についてのテーマの中で、コメンテーターの人達が次の様な事を言っていました。

・ネットは匿名で好きな事を書けるので、本当にその人の言っている事が正しいかどうかわからない
・それを見た有権者は、この人はこういう人なんだ、と信じてしまう
・中には、当事者がファンを装って書き込んだり、なりすまして相手の候補者を陥れる様な書き込みをするケースもある
ネットはゴミ情報の寄せ集め(記憶が曖昧なのですが多分この様な表現だったと思います)
・ネットは匿名で書けるから、「こんなこと書きやがって」というのもある
・選挙妨害などの罰則を設けた方がいいのでは


録画してあるつもりだったのが、録画できていなかったので、ざっと覚えている限りでは以上の様な事をみなさんおっしゃっていました。

しかし、ここで異議申し立てをします。

まず、ネットの中には確かにゴミ情報、偽情報も氾濫しています。
理性のかけらもない罵詈雑言、汚い言葉での罵り合いには、何とも言いようのない嫌悪感を感じます。ネットが様々な問題を抱えている事も事実だと思います。

しかし、情報の不適切さにおいては、テレビや新聞などのメディアにも同じ事がいえるのではないでしょうか。

テレビや新聞は、本当の事だけを伝えていますか?
本当に国民に知らせなければならない事を、正直に包み隠さず報道していますか?
自分たちに都合の悪い事も報道していますか?
民意を誘導しようとする意図は、微塵もないと誓えますか?

ネットがゴミ情報の寄せ集めの場でしかないのなら、当のマスコミがなぜネットで情報発信しているのですか?それこそ信頼を失うだけなのに。

それに、ネットに限らず実際に政治家が街頭演説をする場合でも、いくらでも好きな事を言おうと思えば言えるのではないでしょうか。
「我が党は、国民の為に全力を尽くします」と、真の狙いは隠しつつ、政権を取ってから少しずつ本心を露わにするという事もあり得ますから。
そう言えば、去年の党首討論は確か、ニコニコ動画でしたね。


ネットだから情報に信憑性がなく、リアルなメディアだから正しくて有益な情報を発信していると、どうして言えるのでしょうか。
ネットを批判する前に、人々の生活に絶大な影響力を持つメディア自体がどうなのか、今一度立ち止まって顧みる必要があるのではないでしょうか。

ネットの場合は自分で情報を探しますが、テレビや新聞の場合は、一方向からの情報なので、誤った内容が報道された場合の悪影響は計り知れないものがあります。その影響の大きさはネットの比ではないと思います。

以前、『反原発』 は 『現実逃避』 という精神科医の先生という記事を書きましたが、その先生曰く、「ネットでいくら活動にのめり込んでも、現実に起きている問題は何一つ解決しない」だそうです。もう一度言います。「何一つ解決しない」と。

つまりネットの影響力などたかが知れている、という事です。
テレビに出ている方がその様に「ネットで情報発信」されていらっしゃるのですが、その一方で、テレビに出ているコメンテーターの方が「ネットの悪影響は大きい」と指摘をなさるのは、私の単純な頭では理解ができないのです。

視聴者は、どちらを信じればいいのでしょう。
教えてください。


最近、テレビがネットの匿名性を批判する場面が多いですね。
でも、前にはこんな事も言っていましたね。

ストーカー被害などの犯罪に巻き込まれる危険があるので、ネット上に安易に個人情報を書き込まない様にしましょう、と。

もし、匿名でなく実名でなければ書き込みや情報発信ができなくなったら、相当被害も増える事でしょうね。
そうなったらまた、「ネットでは実名や個人情報は無闇に書かない様に気を付けましょう!」とおっしゃるのでしょうか?
それとも、実名で書いて何かの被害にあっても、それは自己責任だから仕方がない、と言う事でしょうか。

どちらを信じれば良いのでしょう。
教えてください。

実名でなければ、何も言えないのであれば、多くの人は口を閉ざしてしまうと思います。
それは、実生活にも影響を及ぼすからです。
「あそこの誰々さんは、ネットでこんな事を書いていたんですよ」と、近所で陰口を言われたりする事もあるでしょうから。
また、政治的な思想の違いから、不必要な軋轢を生じたり、トラブルにもなりかねません。
そんなリスクを背負ってまで、書き込む人は少ないと思います。

そうなった時、今後私たちは、ネットで実名で活動している一部の人からの情報を除き、マスコミから一方的に流される情報しか得られなくなります。

国や政府が間違った方向に進んでいても、批判することすらできなくなります。
国の言いなりになるしかありません。

また、マスコミを使って、いくらでも情報操作ができてしまいます。
世論の誘導もできます。

その結果は・・・? 考えただけで恐ろしいです。
普通の一般人は、匿名だから、間違っている事に対して間違っていると言えるのです。

もし本当に罰しなければならない様な内容、例えば犯罪予告とか、「誹謗中傷」に該当するのなら、現在でも既に、IPアドレスから個人を特定して逮捕したり処罰しているのに、なにゆえ今更、実名でなければならないなどの意見が出るのでしょうか。
なにゆえ「匿名でこそこそ書くのは卑怯だ」とか、「匿名だから信憑性がない」、「嘘やでたらめが多い」と決めつけるのでしょうか。

私には、現実の世界も十分過ぎるほど、嘘やでたらめで満ちあふれていると思えて仕方がありません。

もし、名誉毀損や誹謗中傷が蔓延するのが問題だと言うのなら、特定の言葉を使ったらエラーになるとか、または警告する、といったような様な、何らかの、ネットワーク自体の仕組みを検討したらどうでしょうか。

IPアドレスの偽装や、ネットカフェからの書き込みが問題なら、そういう事に特化した対策を講じたらいいのではないでしょうか。サイバー犯罪に精通した優秀な技術者が大勢いらっしゃるでしょうから。そして既にコンピューターを監視する技術だって使われているでしょうから。


その一方で、今回の補正予算案では、通信速度を今の100倍にする為にかなりの金額が計上されていましたが、「いい加減な情報の多いネット社会」の為になぜそれだけの予算が割り当てられるのかも非常に興味深いです。
速度が100倍になったら、さぞ「でたらめな情報」もいち速く広まってしまうでしょうに、なぜそこに多額の税金を投入するのか、非常に興味深いです。

私にはわかりません。
ぜひ今度解説して下さい。

ネットと違って事実や正しい情報だけを提供されているマスコミ様へ。

↓そうだ!と思われる方はポチっとおねがいします。
関連記事

2 Comments

ねこ  

momongaさんへ お題と関係ないけど・・
涙ぽろぽろです(._.)

気仙沼に住む小学生が書いた詩です
自衛隊とは書いてないけど、彼らの仕事には敬意を表します

「ありがとう」
文房具ありがとう  えんぴつ、分度器、コンパス大切にします。
花のなえありがとう  お母さんとはちに植えました。花が咲くのがたのしみです。
うちわありがとう  あつい時うちわであおいでいます
くつをありがとう  サッカーの時とってもけりやすくて、いっしょうけんめい走っています。
クッキーありがとう  家でおいしくたべました。
さんこう書ありがとう  勉強これからもがんばります。
図書カードありがとう  本をたくさん買いました。
やきそば作ってくれてありがとう  おいしくいっぱい食べました。
教室にせん風機ありがとう  これで勉強はかどります。
応えんの言葉ありがとう  心が元気になりました。

最後に

おじいちゃん見つけてくれてありがとう  さよならすることができました。
ーーーーーーーーーーーーーー
今も冷たいところにいる子供や人々はいるんでしょうね・・
忘れちゃあいけないね


2013/02/21 (Thu) 18:03 | REPLY |   

momonga  

Re: ねこさんへ

こんばんは。
とっても素敵な、そして切ない詩ですね。
おじいちゃん、見つけてくれてありがとう・・・。
言葉になりません。
どんなに辛かった事か。
その辛さを乗り越えて、やさしく強く育って欲しいです。
私も、「ありがとう」をいっぱい言える人間にならなきゃ、です。

2013/02/21 (Thu) 20:46 | REPLY |   

Post a comment

What's New