人として大切に思う事

  18, 2013 15:30
前々回の記事に何人かの方からコメントやメッセージを頂きました。
私の考えていた事に共感して下さった方がいらっしゃった事で、逆に、私の方が勇気をいただいた気がします。ありがとうございます。

今まで当たり前だと思ってきた、また周りからも求められてきた価値観に、みんな少しずつ疑問を感じ始めている事の証でもある様に思います。

その価値観とは、他人と競争して勝つ事だったり、優秀な成績を修めて一流企業に就職して高給取りになって安定した一生を送る事だったりします。

そして、自分や子供に対しても、そういう価値観に沿った生き方を、知らず知らずのうちに強要していたのだと思います。
そして、そこから「落ちこぼれた」人々は、敗者と呼ばれるのです。
自分で負けたと思ってもいない人を勝手に敗者と呼ぶ傲慢さにも、そろそろ気付いてもらいたいものですが。


今回の福島原発事故後に、原子力推進側の代弁者となった学者さんが何人もいましたが、その人達を見て思った事があります。

学者に限らず、原発を推進してきた電力会社や政治家、官僚、マスコミ、評論家などについても言えることなのですが、いくら有名な大学を出て、立派な教授や先生になったとしても、人の命に関わる放射能汚染について、安易に「無害」だ「安全」だと、公の場で発言をした結果、人々から信用されなくなってしまったり、反感を買ってしまった後で、いくら自分の地位や名誉や“実績”をアピールし、叫んでみたところで、実際のところ、振り向く人は少ないでしょう。

それまで何年もかけて築いてきたものを、自らの判断で崩壊させてしまったのですから、人を責めても仕方のない事なのに、自分の責任は棚上げにして、既に破綻している安全神話や過去の理論にしがみついている人も多い様に思えます。

仮に、もしも、もしも、万が一、本当に、正しい事を言っているのなら、ご自身への批判に対して、そんなに必死になって“火消し”をする必要もないと思います。
どこかに後ろめたさや、「本当ではない事」を言っている事に、いつか気付かれてしまうのではないかという恐怖心があるから、必死に“火消し”をするのではないだろうかと、つい余計な心配もしてしまいます。

ただの嫌がらせなら、いちいち個人相手に目くじらを立てて反論せずとも、放っておけばよいと思います。正しい事を言っているのなら、正しい判断力を持った良識のある人には必ず理解され、支持されるのですから。

今回の原発事故後、様々な学者さんが、原発を推進、継続するための理論を展開してきましたね。そこからは、原発事故や放射線被曝の影響や被害を、少しでも少なく、少しでも小さく見せようという涙ぐましい努力と必死さだけは伝わってきました。

しかしながら、その希望的楽観的予測に反して、原子力推進側の言う事をそのまま安易に受け入れる人は、思ったよりも少なかったのでした。

今や国民の8割が原発に反対していると言われています。

特に「原子力利権」とは無縁の人々から見れば、その方々の主張は、二度とこの様な事故を起こしてはいけないと切実に願っている国民の感情とは、あまりにも乖離したものだったのです。

だから、いくら古典的な理論を展開してみたところで、返ってくるのは期待していたものとは真逆の、冷たい視線や反応がほとんどで、他ならぬご自身が、誰よりもその事に気付いていらっしゃるのではないでしょうか。

テレビで“有識者”として解説をしながらも、カメラの向こう側の、何万、何千万もの冷たい視線を意識しないでいられるでしょうか。
おそらくとても肩身の狭い、居心地の悪い日々ではないかとお察しいたします。

その様な気持ちで、残りの人生を生きていかなければならないのですから、少しばかりは同情もいたします。
さぞかし無念でありましょう。
でもそれは、ご自分が「何か」と引き替えに、あるいは、ご自身の信念によってなされた事の結果なのですから、甘んじて受け入れるしかないと思います。


まあ、そんなことはどーでもいいとして、そういう学者の先生方の理論が、「風評被害対策」に利用されている事も窺えます。事実、資源エネルギー庁は、この「風評被害対策」の公募までやっていました。

【下記より引用】
http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/tenddata/1106/110624b/3.pdf

「仕様書」

1.件名
平成23年度原子力安全規制情報広聴・広報事業(不正確情報対応)

2.事業目的
ツイッター、ブログなどインターネット上に掲載される原子力等に関する不正確な情報又は不適切な情報を常時モニタリングし、それに対して速やかに正確な情報を提供し、又は正確な情報へ導くことで、原子力発電所の事故等に対する風評被害を防止する。

3.事業内容
ツイッター、ブログなどインターネット上の原子力や放射線等に関する情報を常時モニタリングし、風評被害を招くおそれのある正確ではない情報又は不適切な情報を調査・分析すること。モニタリングの対象とする情報媒体及びモニタリングの方法については、具体的な提案をすること。
② 上記①のモニタリングの結果、風評被害を招くおそれのある正確ではない情報又は不適切な情報及び当庁から指示する情報に対して、速やかに正確な情報を伝えるためにQ&A集作成し、資源エネルギー庁ホームページやツイッター等に掲載し、当庁に報告する。
③ Q&A集の作成に際して、必要に応じて、原子力関係の専門家や技術者等の専門的知見を有する者(有識者)からアドバイス等を受けること。また、原子力関係の専門家や有識者からアドバイス等を受ける場合には、それらの者について具体的な提案をすること
④ 事業開始から1ヶ月程度で30問以上、事業終了時までには100問以上のQ&A集を作成すること。

【提案事項】
① モニタリングの対象とする情報媒体(ツイッターは必須
② モニタリングの具体的な方法と体制
③ Q&A集を作成後、速やかに周知するための具体的な方法
想定される専門家や有識者
これらを活用した新規提案

【留意事項】
・受託者は、不正確な情報又は不適切と思われる情報媒体や抽出するキーワードについては、資源エネルギー庁担当者と十分に調整すること。
・Q&A集の作成にあたっては、十分な調査・分析を行い、その結果を反映すること。また、Q&A集の最終的な問数については、実態に合わせて資源エネルギー庁担当官と調整すること。
・原則として、正確な情報提供は即座に行うとともに、その結果については、翌営業日以内に資源エネルギー庁担当者に報告すること。
常時モニタリングするために十分な人員を確保すること。

4.事業期間
委託契約締結日から平成24年3月30日まで

5.納入物
・不正確な情報及び不適切と思われる情報並びにそれらに対する正確な情報等をとりまとめた報告書の電子媒体(CD-R)一式

(引用終了)

『原子力関係の専門家や有識者からアドバイス等を受ける場合には、それらの者について具体的な提案をすること』
という部分は、つまり、「今ネットでは、こういう言いがかりをつけている輩がいるから、それに対して、どう反論すれば良いですか。先生。」と、お伺いを立てろという意味だと受け取れますね。

まだまだあります。
http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/index.htm
http://www.enecho.meti.go.jp/info/tender/tenddata/1106/110603a/3.pdf

国は、事故を起こしただけでは飽きたらず、私たちの税金を使って、こんな事をやっているんです!信じられますか?だから、反原発の人にいろいろいちゃもんをつけてくるのは、こういう人たちだったりするわけですね。

実際、推進側の学者さんを必死に擁護する人をよく見かけます。
よほど時間をもてあましていると見えて、その人のYoutubeのチャンネルを興味本位に覗いてみると、同じ様な文章をコピペして、1週間に20~30件も書き込みしている人いますから。

それにしても、これがエリートと呼ばれる、霞ヶ関の官僚さんたちのやっている仕事の中身なのです。せっかく東大を卒業された明晰な頭脳をお持ちなのですから、もっともっと国民の為になるお仕事ができるはずですよね。そうでないとただの給料泥棒 宝の持ち腐れ?と言われてもしょうがないですよね。全ての官僚の方がそうだとは言いませんが。


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2 Comments

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2013/02/19 (Tue) 09:54 | REPLY |   

momonga  

Re: 非公開コメント下さった方へ

川田先生も動画の中でで、確かその様な事をおっしゃっていました。
今、全国の神社では、本物の神様は不在になってしまい、それに代わって、そこに集まる人達(自分の欲を叶えたい人、私心のみの人)の願いを満たす、偽物の神様が降りてきているとの事です。
パワースポットブームが、まさにそれだそうです。
そして、本当の聖地なら、カラスが飛ばないそうです。(カラスもかわいいんですけれどね)
本物の神様が降りてきてくれる様に願う人が多くなれば、本物の神様が降りてきてくれるそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=LeYFAKcF8t8

2013/02/19 (Tue) 11:56 | REPLY |   

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